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レンガは一般的に、レンガに適した粘土を成形・乾燥・焼成して作られます。
粘土に含まれる鉄分が多いとレンガは赤みを増し、
焼成温度によって色の濃淡や色むらが出ます。
厳密に言うと、ひとつして同じテクスチャーのレンガはできませんが、
これこそが自然素材であるレンガの最大の魅力でもあり、
この均一ではない個性はレンガが自然素材である証なのです。
足元に「土」を感じられない生活をするようになったのは、
人類の長い歴史から見てまだごくわずかな期間です。
「土」を原料とするレンガの家に調和と親しみを感じるのは、
長い時間「土」を身近に感じていた頃の潜在的な記憶が残っているからなのかもしれませんね。
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