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モダン和室のインテリア・押入収納｜インテリア｜住まいと生活

押入をさらに使いやすく！
モダン和室のインテリア［押入収納］

押入は、幅も奥行きもたっぷりあって、あると便利な収納スペースです。布団を敷いて寝る機会のある和室には、必ずと言っていいほど押入収納がついています。押入は、本来布団や座布団を収納するために奥行きが深くなっています。収納量豊富な押入ですが、生活スタイルの西洋化に伴って、押入は布団収納スペースとしての本来の役割が減ると、その深い奥行きが出し入れを難しくさせたりデッドスペースをつくったり、逆に使いにさを感じるようになってしまいました。でも最近では、再び和室の多様性が見直されると同時に、押入収納の多様性も見直されています。布団圧縮袋や押入収納ケースなど、押入のわずかな隙間も無駄にしない便利な収納用品が豊富に販売され、押入収納が注目さるようになりました。押入内の収納面がとかく注目されている押入収納ですが、押入の「襖」にこだわりを持っている方は意外に少ないのかもしれません。「襖」は押入収納の使いやすさを左右する意外なポイント、そして同時に和室の印象も大きく左右します。ここでは、押入収納をさらに使いやすく、モダンな和室のインテリアに映える押入の「襖」選びのポイントをご紹介します。

省スペースに効果的！
引違い戸襖のモダン和室

引違い戸の襖は、左右にスライドさせるだけで開閉でき、押入収納の外に開閉スペースを必要としません。和室いっぱいに布団を敷き詰めても、押入収納の使用に支障がなく、省スペースな使いやすさが魅力です。和紙の襖は、軽くて開閉が楽々。色や柄の種類も豊富で、モダン和室インテリアの印象を変えて楽しむことも、表紙の張り替えで比較的簡単にできるのが大きな魅力です。表紙の代わりに木を用いると、襖の存在感がやわらぎます。木の襖は重量がありますが、小さなお子様がいる場合には破れたりしない丈夫さは安心なポイントです。ナチュラルインテリアを楽しみたいモダンな和室には、木の内装に合わせて木の襖はいかがでしょうか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

無地の白い和紙で明るく清潔感あるモダン和室に。3枚建引違い戸なので襖2枚分の開口幅がとれ、大きなものや長いものも出し入れが楽々。

襖の色を縦に三分割。上下は四角畳の縁(へり)に合わせナチュラル色を、中央には引き締め色を使い、インテリアにめりはりを持たせたモダン和室。

壁や天井、窓枠の木が持つの素朴な質感を基調としているモダン和室には、襖の存在感を抑えてナチュラル感を引き出す、同質の木の襖が似合います。

ワイドな開口で出し入れ楽々！
襖の代わりに折れ戸を使ったモダン和室

折れ戸は、一般的に洋室のクローゼット収納などに使われていますが、和室の押入収納の襖の代わりに折れ戸は意外に重宝します。特に、開口幅が一間(約1.82m)以下の押入収納の場合、引違い戸だと襖1枚分しか開口がとれず、布団や幅のある物が出し入れしにくくなってしまいますが、折れ戸ならわずかなたたみ代はあるものの、引違い戸に比べるとワイドな開口幅がとれるので、出し入れも楽々。押入収納の外側の開閉スペースも少なく、コンパクトな和室も広く利用できます。普段は座卓を押入に収納して、来客時には座卓を出してモダンな和室でおもてなし。そんな和室には、襖の代わりに折れ戸がおすすめです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

折れ戸なら引違い戸より広い開口幅がとれるので、座卓の出し入れも楽にできます。

ルーバー折れ戸は通気性があり湿気がこもりにくいので、布団を収納する押入に適しています。

木の折れ戸は、木の重さを意識せずに開閉でき、木目の美しさがインテリアにプラスされます。

コンパクト＆機能的！
吊り押入のモダン和室

コンパクトな和室にこそ、押入収納は欲しいもの。和室を広く使えて収納スペースもたっぷり確保するには、吊り押入がおすすめです。視覚的にバランスの良い吊り押入の高さは、床から40cm〜60cmくらい。吊り押入が高すぎると、目線が低い位置に向けられる和室では違和感を与えてしまいます。また、吊り押入が低すぎると、床の広がり感が薄れて和室が狭く感じてしまいます。吊り押入の下を、タタミにすればコンパクトな和室でも床の広がりを感じられ、地窓をつけることで、さらに広く明るいモダンな和室になります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　